手の中にある奇跡
受付のカウンターに行くとスタッフの真瀬さんが今日の予約の確認を柳店長としていた。
「おはようございます。」
「あっ!穂香おはよう!!」
眩しいぐらいの笑顔で挨拶を返してくるのに対して私は片眉を器用に上げた。
「真瀬さん…呼び方。」
真瀬 明代…
入社がほぼ同時期で人懐っこい明代とはすぐには友達になれなかった…
でも、根気よく声を掛けてくれて、いつしか私も彼女の真っ直ぐな所に惹かれていった。
今では、お互いの家に泊まりに行くぐらい仲が良くなった。最近、男が出来たみたいで、やけにテンションが高い…しかも相手は外人らいし…
出会いは英会話教室の講師という、なんともベタな出会いだけれど…
明代が幸せならいいんだけどね…
「すみませんでした~橘さん♪」
語尾を伸ばす明代を睨むと
おぉ…こゎ~と柳店長と一緒になって言っている。
そんな2人を無視して2階に向かう。
【Y's】は2階建て…
外見はアイボリーに木の材質で【Y's】と書かれていて、壁の側面にはアイビーがセンス良く飾られている。1階は受付とロビー、施術をする部屋、スタッフルームがある。内装もシンプルでナチュラル…でも飾られてる置物や花瓶は名の知れた、ブランドものだ…2階はちょっとしたカフェ風の休憩場所がある、ここで施術後にお茶を出したりしている。後は1階とは違う個室の施術部屋がある。いわいるVIPルーム。2階は基本的に常連様や予約のお客様専用みたいなもの…
各場所の最終チェックは
何故か私の仕事になっている。柳店長曰く、男の目線じゃあ見えない物もあるからな…らしいけど、めんどくさいだけのような気がする…
「おはようございます。」
「おはようございます。」
各場所で開店準備をしているスタッフと挨拶しながら不備がないか確認をしていく。
それが終われば、朝礼があり、1日の予定の確認。
そうして
【Y's】の1日が…
私の1日が始まる…
まさか、あんな出会いがあるなんて…
2人が出会うまで後少し…
「おはようございます。」
「あっ!穂香おはよう!!」
眩しいぐらいの笑顔で挨拶を返してくるのに対して私は片眉を器用に上げた。
「真瀬さん…呼び方。」
真瀬 明代…
入社がほぼ同時期で人懐っこい明代とはすぐには友達になれなかった…
でも、根気よく声を掛けてくれて、いつしか私も彼女の真っ直ぐな所に惹かれていった。
今では、お互いの家に泊まりに行くぐらい仲が良くなった。最近、男が出来たみたいで、やけにテンションが高い…しかも相手は外人らいし…
出会いは英会話教室の講師という、なんともベタな出会いだけれど…
明代が幸せならいいんだけどね…
「すみませんでした~橘さん♪」
語尾を伸ばす明代を睨むと
おぉ…こゎ~と柳店長と一緒になって言っている。
そんな2人を無視して2階に向かう。
【Y's】は2階建て…
外見はアイボリーに木の材質で【Y's】と書かれていて、壁の側面にはアイビーがセンス良く飾られている。1階は受付とロビー、施術をする部屋、スタッフルームがある。内装もシンプルでナチュラル…でも飾られてる置物や花瓶は名の知れた、ブランドものだ…2階はちょっとしたカフェ風の休憩場所がある、ここで施術後にお茶を出したりしている。後は1階とは違う個室の施術部屋がある。いわいるVIPルーム。2階は基本的に常連様や予約のお客様専用みたいなもの…
各場所の最終チェックは
何故か私の仕事になっている。柳店長曰く、男の目線じゃあ見えない物もあるからな…らしいけど、めんどくさいだけのような気がする…
「おはようございます。」
「おはようございます。」
各場所で開店準備をしているスタッフと挨拶しながら不備がないか確認をしていく。
それが終われば、朝礼があり、1日の予定の確認。
そうして
【Y's】の1日が…
私の1日が始まる…
まさか、あんな出会いがあるなんて…
2人が出会うまで後少し…