手の中にある奇跡
「入ります。」
「「「おはようございます。よろしくお願いします。」」」
「よろしくお願いします。此方は本社から、お見えになられた、田中さんです。普段は企画部でさまざまなイベント等を企画されていて、今回は美容部門の技術向上を図る為に、まずは各店舗で行われている研修内容を見に来られました。」
よく、自分でもペラペラ嘘がつけるもんだと思った。だって、いきなり社長が見学に来た何て緊張して研修どころじゃないし…
事前に社長に一言断りを入れたから良かったけれど…
社長も快く、承諾してくれたし…
気合いを入れるか。
「あまり、緊張せず、いつも通りやりましょう。まず、新しく来られた…安田さんと生田さんでしたね。お2人に確認したい事が1つあるんですが、いいですか?」
「「はい!!」」
「やる気はありますか?」
声のトーンが下がったのが2人にも伝わったみたいで、少し顔を引きつらせている。
「「はい。」」
「では2人共、外に柳店長が居られるので話を聞いて下さい。」
その言葉に目を丸くした2人だが、素直に出て行った。
「では、渡辺さん前の復習から入りましょうか?」
「はい。」
返事と共に渡辺さんの両腕がベッドの上に置かれた。
「大丈夫です。少し、深く切りすぎましたか?深爪になったら、手を痛めてしまうので、浅く切って、ヤスリをかけるといいですよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「では、すみません田中さん、練習台になって頂いていいですか?さっきの2人は帰したので」
「何故か聞いても?」
「はい、安田さんはタバコの匂いがしました。かなりハッキリした臭いだったので、研修前に吸ったんだと思います。勤務中は禁煙なので、生田さんはツケ爪をしていたので、帰って貰いました。面接の時点で話は柳店長から出ているはずですので知らない事はありません。うわべだけのやる気はいりませんので、」
この仕事は、すべてオールハンド、なのに、ツケ爪なんて、しかもあの長さ!論外よ!
タバコも入って来た瞬間安田さんから臭ってきたし…ふざけてる!
「「「おはようございます。よろしくお願いします。」」」
「よろしくお願いします。此方は本社から、お見えになられた、田中さんです。普段は企画部でさまざまなイベント等を企画されていて、今回は美容部門の技術向上を図る為に、まずは各店舗で行われている研修内容を見に来られました。」
よく、自分でもペラペラ嘘がつけるもんだと思った。だって、いきなり社長が見学に来た何て緊張して研修どころじゃないし…
事前に社長に一言断りを入れたから良かったけれど…
社長も快く、承諾してくれたし…
気合いを入れるか。
「あまり、緊張せず、いつも通りやりましょう。まず、新しく来られた…安田さんと生田さんでしたね。お2人に確認したい事が1つあるんですが、いいですか?」
「「はい!!」」
「やる気はありますか?」
声のトーンが下がったのが2人にも伝わったみたいで、少し顔を引きつらせている。
「「はい。」」
「では2人共、外に柳店長が居られるので話を聞いて下さい。」
その言葉に目を丸くした2人だが、素直に出て行った。
「では、渡辺さん前の復習から入りましょうか?」
「はい。」
返事と共に渡辺さんの両腕がベッドの上に置かれた。
「大丈夫です。少し、深く切りすぎましたか?深爪になったら、手を痛めてしまうので、浅く切って、ヤスリをかけるといいですよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「では、すみません田中さん、練習台になって頂いていいですか?さっきの2人は帰したので」
「何故か聞いても?」
「はい、安田さんはタバコの匂いがしました。かなりハッキリした臭いだったので、研修前に吸ったんだと思います。勤務中は禁煙なので、生田さんはツケ爪をしていたので、帰って貰いました。面接の時点で話は柳店長から出ているはずですので知らない事はありません。うわべだけのやる気はいりませんので、」
この仕事は、すべてオールハンド、なのに、ツケ爪なんて、しかもあの長さ!論外よ!
タバコも入って来た瞬間安田さんから臭ってきたし…ふざけてる!