手の中にある奇跡
研修に使われる部屋は普通の施術室だった。

「社長、失礼を承知でお願いがあるんですが…」

「何だ?」

「社長が来たっていうのは、あまりにも彼女達には大事で緊張してしまうと思うので、本社の方だと説明させて頂いていいですか?」

「そうだな、肩書きは名前とか?」

「それは、簡単に説明させて頂きますので…」

「わかった」

そして、紹介された、肩書きと名前、よく、ペラペラと口から出るもんだと感心してると、
彼女達からの視線を感じた。

慣れきった視線に軽く微笑んでおくと、彼女が2人を外に出した。

3人目も結局、外に出してしまい、研修は無くなった。

でも…あまりにも、笠原の言う事が分かりすぎて、笑ってしまう。















なぜなら…













俺と彼女は…
















似た者同士
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