手の中にある奇跡
スタッフルームを出て、店の閉め作業をする。
大概、柳店長と私の2人で受付周辺は明世がやってくれているので、各施術部屋の確認に行くぐらい、スタッフの居ない店内は必要最小限の照明しか点いていない。
大きな窓から月の淡い光が店内を照している。
1階のロビーにあるソファに社長が座っていた。
月の光で色素の薄い髪がキラキラ光っているように見える。そのせいで、恐ろしく整った顔は、壮絶な色気を垂れ流している。
しばらく…
柄にもなく…
見惚れてしまっていた…
大概、柳店長と私の2人で受付周辺は明世がやってくれているので、各施術部屋の確認に行くぐらい、スタッフの居ない店内は必要最小限の照明しか点いていない。
大きな窓から月の淡い光が店内を照している。
1階のロビーにあるソファに社長が座っていた。
月の光で色素の薄い髪がキラキラ光っているように見える。そのせいで、恐ろしく整った顔は、壮絶な色気を垂れ流している。
しばらく…
柄にもなく…
見惚れてしまっていた…