手の中にある奇跡
「今日は…たしか、マネージャーが来るんだったな…」

水やりを終え、出勤前に今日の予定を確認。

手帳にはビッシリと予定が書かれている。

これでも一応、指名率は一番だ。

「2時から、金山さんが90分…っと」

指名が多いと仕事以外にも予約が入る為、仕事用の携帯を用意してもらい、予約のメールをチェックして手帳に書き込む。

携帯はAM8:30を表示していた。


「いってきまーす。」

誰も居ない部屋に向かって言うのは…少し寂しい気もするけれど…

何となくね…











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