手の中にある奇跡

side光樹

AM6:00

サイドテーブルにある目覚まし時計が朝を知らせる。

「…」

低血圧の為、なかなか起き上がれない。

遮光カーテンが朝を感じさせない…と言うのも手伝い、また意識が途切れそうになる。

目覚ましは鳴りっぱなし…

「…」

枕に顔を沈めて、片目だけで目覚ましを睨む…




「…ハァ~」



何とか起き上がり、鳴り続けている目覚ましを止める。

窓に近づき、遮光カーテンを両サイドに開くと朝日の光が部屋に降り注ぐ



朝日の眩しさに、眉間に皺を寄せ目を細める…

「…今日は良い天気だな…」

寝起きの少し掠れた声で呟いた。




































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