あの日の僕は。
「早く来いよ!トランプやるってよ!」
僕と海里は目を合わせ、互いに頷いた。
「おう!」
海里は東に走って行った。
人生交換、少し休憩。
僕は海里から陸也に戻る。
「陸也、夕飯食べなくてどーすんだよ」
卓志だ。
約2週間会ってないだけで、こんなにも懐かしい。
「いや、少し食欲なくって」
「無理すんなよ?」
「あぁ」
きっと、これから海里は夕食の時間。
本来ならば僕が食べるハズだったけど……。