あの日の僕は。



本当に真面目に授業を受けてたとは。


海里はもしかしてやればできる奴なのか?


いや、ただ単にパソコンだけできるとかだろう。


そうに違いない。







「陸也ぁ~」


誰かにすがりつくような声が聞こえた。


まぁ、その『誰か』は僕だが。



「……そんなに出来てないのかよ?」


ため息をつき、渋々卓志の所へ行く。


出来ないとか言いつつ、実はそこそこ出来てるんだよ卓志は。



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