あの日の僕は。



本棚にはマンガがたくさん。


ゲーム機の隣には山積みのカセット。


整理整頓されてない……。



僕はとりあえずベットに寄り掛かるように座った。


「まず、自己紹介からな。詳しく話して」


ニッコリ言われ、意味不明になりながらも答えた。


「……佐藤陸也、中2。部活は入ってない」


「へぇ」


なにが「へぇ」だ。


こんなこと聞いてなにになるんだか。


……ただ部活と年齢言っただけだな、僕。



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