あの日の僕は。
僕すぎて気持ち悪い。
練習でもしたのだろうか。
「どこでゲーム買うの?」
「そーいや決めてなかったな。どーする?」
「別にどこでも」
「んじゃ遠出しよーぜ!俺憧れてたんだよなぁ!」
「いいよ」
すると卓志は手に顎を当ててしばらく考え込んだ。
……何について考えているんだろうか。
「んじゃ二つ駅通って、みっさデパート行こう!」
「う……ん」
一瞬だけど、海里の表情が曇った気がした。
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