水車


そんな冷めたことを考えていると鞠菜が『優、クラス分け見に行こっ!』と声をかけてきた。


…あ、クラス変わるんだっけ。
面倒くさっ





『あぁ、うん。』

と、曖昧な返事をして、笑って見せると気のせいか、鞠菜は頬をほんのり染めた。


…なんだ?なんだ?
なんで、そこで赤くなるの?


気分でも悪いのかな…。
少し心配して、顔を覗き込み声をかけた。


『鞠菜、顔赤いよ。』




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