If〜桜龍の彼等〜【完】

しばらくするとタクトはソファーにもたれかかり小さな寝息をたてていた


レンとスイはまだテレビゲームを続けている


｢タクト寝てるね｣


｢うん、タクトは昔からどこでも寝れる奴なんだよ｣


｢そうなんだ。

みんなはいつから友達なの？｣


｢タクトと初めて会ったのは中学の入学式で、その時からオーラがあって注目の的だった。

レンとスイは、中１の冬に街で偶然会って仲良くなったんだ。

マサタカは同じ中学だったんだけど、クラスも違うかったし、マサタカは優等生だったから全く関わる事がなかったんだ。

だけど中３の時一緒のクラスになって、喋ってみたら優等生って感じもなくて気付いたら仲良くなってたんだ｣