If〜桜龍の彼等〜【完】
「あはは(笑)」


つい笑ってしまった−−


「ごめんごめん。

だってさ父親に悪戯が見付かった子供が必死に言い訳してるみたいで可笑しくて」


「はぁ…怒る気なくなった」


「え?」


「ルナちゃんありがとう」


タクトから逃れたレンは凄く嬉しそうだった−−


「ルナ、お前も嫌なら言えよ?」


「え?」


「レンはたまにやり過ぎる所があるから」


「大丈夫だよ」


「嫌じゃないのか?」


「うん」


レンは子供みたいだもん−−



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