If〜桜龍の彼等〜【完】
「顔は笑ってるけど…心は笑えてない。

何か無理してるのがわかるんだよ」


「無理なんてそんな…」


「何か辛い事とか思い出した?」


辛い事…


だけど私は悲しい顔なんてしちゃいけない


アナタが悲しむから…


アナタとの大切な約束だから−−


私は…悲しくなんかない


「何もない、タクトの勘違いだよ」


「ルナ…」


どうしてタクトが悲しそうな顔をするの?


「ルナちゃんゲームしよ〜?」


レンが甘えた声で言う


「うん、いいよ」


今はタクトと話すのが怖いからレンとゲームをする事にした−−



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