If〜桜龍の彼等〜【完】
しばらくレンとゲームをしていると「ルナ」と呼ばれた


私が振り向くと「ルナ、こっちに来いよ」とタクトが呼んでいた


「ルナちゃん行っといで」


レンに笑顔で言われたから、私はゆっくり立ち上がりソファーに座った


「ルナ、少しだけ付き合ってくれ」


「えっ?」


いきなりの事に驚く私を余所に、タクトは私の手を取って部屋を出る


「ちょっと出てくるから頼むな」


タクトは階段を下りた所にいた桜龍のメンバーに声をかけるとバイクの方へと歩いていく−−


「乗って」


「あ、うん…」


タクトからヘルメットを受け取りバイクに跨がる


「しっかり掴まっとけよ」


そう言うとバイクを走らせた−−



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