If〜桜龍の彼等〜【完】
「着いたぞ」


気が付けばあっという間に私の家の前に着いていた


「送ってくれてありがとう。

じゃあね」


家に入ると誰もいない静かな部屋


ソファーに座り一息つく


今日1日いろんな事がありすぎた


私の中にもまだいろんな気持ちがあったんだと気付かされた


彼等と出会って間もないのに、こんなにも気持ちを掻き乱されるなんて思ってもみなかった


ねぇ…私はどうすればいい?


彼等と一緒にいたい気持ちと同じくらい、一緒にいるのが怖いよ…


近付けば近付く程、怖くて堪らなくなる



ねぇ…どうすればいいの?



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