If〜桜龍の彼等〜【完】
「もう知ってるみたいだけど…

ずっと家にいたって言った日、本当は街でユキくんと偶然会ったの…

その次の日も偶然ユキくんに会って家まで送って貰った…」


「何で…嘘なんかついた?」


「心配…かけたくなかったの…。

ただでさえ迷惑かけてるのに…」


「迷惑?」


「私がいるせいで…色々言われてるでしょ?」


「ルナ、お前…」


「私はね、別にいいの。

何を言われても仕方ないから。

そう言われるような事をしてきたから。

だけど、タクト達は違うでしょ?

タクト達が築いてきたもの…

それを私が…

私なんかが一緒にいるせいで…

それが申し訳なくて…だけど…一緒にいたくて…」



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