If〜桜龍の彼等〜【完】

それからしばらくするとミズキが部屋に入ってきた


｢仲直りしたんだね？｣


｢喧嘩してたわけじゃないけど…

でもちゃんと話せてよかった｣


｢そっか。ならよかった｣


｢ミズキ、ありがとね｣


｢俺は何も｣


｢あ〜！！！！｣


急にドアが開いたかと思ったらレンが大声をあげた−−


｢レン？！｣


｢抜け駆けだぁ〜！！

何でみんないるのに俺とスイはのけ者なんだよ〜｣


｢別にそういうわけじゃ…｣


いくら宥めてもレンはしばらく拗ねたままだった−−