If〜桜龍の彼等〜【完】
「はよ〜。

ってあれ?この空気何?」


教室に入ってきたミズキが不思議そうな表情を浮かべる−−


「別に何でもねぇよ」


「ルナちゃん何かあったでしょ?」


ミズキが小さな声で私に聞いてきた


「別に何もないよ」


「そう?

じゃあ何で顔赤いの?」


「えっ?!そんな事ないよっ!!」


思わず大きい声になってしまい、タクトが不思議そうに見てくる


「そんな否定しなくても(笑)」


ミズキは何だか楽しそうだった


私は余計赤くなる頬を隠すように俯いた


何でこんなにも心が掻き乱されるの…



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