If〜桜龍の彼等〜【完】
「ルナ…少しいいか?」


「え?あ、うん…」


タクトに誘われ隣の部屋に行く−−


初めて入るその部屋にはベッドや冷蔵庫、小さなテーブルがあった


「ここは総長の部屋」


「え?」


「だからあいつらも入った事ねぇ。

代々の総長と、総長が認めた女だけが入れる部屋なんだ」


「え…いいの…?

私が入って…」


「あぁ」


そういうとタクトは私を座るように促す−−


私たちはベッドにもたれるようにテーブルの前に座った



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