If〜桜龍の彼等〜【完】
さっきまでのざわめきがなくなりシーンとなる倉庫−−


「ルナちゃん俺にちょうだいっ」


レンがニコニコしながらやって来た


「お前誕生日じゃねぇだろ」


ミズキがレンを制止する


「ミズキ、いいよ。

たくさん作って来たからどうぞ」


レンにクッキーを差し出した


「やった〜!!

あ、いろんな味があるっ」


「美味しいかわかんないけど…」


パクッと1つを口に入れたレンが「めちゃくちゃ美味しいよ」と笑ってくれた−−


その笑顔を見れただけでも作ってよかったよ


そう思っていたら…


「あの…俺も貰っていいですか?」


1人の男の子が遠慮気味に声をかけてきた



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