If〜桜龍の彼等〜【完】
「もちろん。

遠慮なくどうぞ」


「ありがとうございます」


「俺にも下さい…」


「どうぞ」


また1人、また1人とクッキーを取りに来る男の子達−−


気が付けばどんどん減っていくクッキー


レンが最初にクッキーを食べてくれたおかげだね、ありがとう−−


もしかしたらこうなる事わかってたのかな


そんな中、1人の男の子が慌ててタクトの元へ駆け寄ってきた


聞きたくなくても聞こえる声−−



「表にミナミさんが来てます」




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