If〜桜龍の彼等〜【完】
「そんな…」


私のせいで…


「これでわかったでしょ?

みんなあなたが嫌いなの。恨んでるのよ。

わかったらさっさとこの街から出ていって。

二度と彼等の前に姿を現さないで」


ライトがそんな…


桜龍の仲間だったなんて…


何も知らずみんなに甘えてた


何でみんな何も言わなかったの?


ライトも…どうして言ってくれなかったの?


タクト…どうして黙ってたの?


ミチヤ…どうして桜龍を出た私に声をかけたの?


みんな…どうして私に優しくしてくれたの?


恨んでるならどうして…


私は恨まれて当然なのに…


ごめんなさい…


私がライトの未来も、大切な仲間も奪ってしまったの…



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