If〜桜龍の彼等〜【完】
「じゃあ俺は帰るよ」


しばらくすると先生はそう言って立ち上がった−−


「気をつけてね」


「おう。また連絡する。

櫻井の事頼むな」


「わかった」


「櫻井、またな」


「はい、おやすみなさい」


「おやすみ」


そう言うと先生は帰って行った


ふと隣に立つスズさんを見ると寂しそうな表情


「スズさん…」


「え…ごめんごめん。

さ、お風呂入ろっか」


スズさんは私にニコッと微笑んだ


さっきの表情が嘘のように明るい笑顔で−−



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