If〜桜龍の彼等〜【完】
ここには何かある度に来ている


ライトに会えば自然と自分の進むべき道が見えてくる気がするんだ


ライトの元へゆっくり近付いていく


するとお墓の前に人影が見えた


まだ早い時間だから周りには誰もいない


誰だ…?


近付いていき俺はハッとした


間違いない…ルナだ…


探していたルナがここにいる


俺はライトが引き合わせてくれたんだと思った


「ルナ」


震える気持ちを抑えながら声をかけた−−


「え…

タ………

タクト………」


振り返ったルナの頬にはたくさんの涙が流れていた−−


タクトSideEnd



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