If〜桜龍の彼等〜【完】
「ミチヤ…タクト…

2人が仲良くなるために私に出来る事ってない?」


「「えっ?」」


「ミチヤが桜龍を出たのは私のせいでしょ?

だから…」


「ルナのせいじゃねぇよ」
「ルナのせいじゃないよ」


2人が声を揃えて言う−−


「でも…」


「誰に何を聞いたか知らないけど、俺が桜龍を出たのはルナのせいじゃない。

それは本当だから」


ミチヤは真っすぐ私の目を見て言う−−



< 344 / 824 >

この作品をシェア

pagetop