If〜桜龍の彼等〜【完】
「大好きだったよ。

ライトくんが亡くなったって聞いて本当に辛くて悲しくて仕方なかった…」


やっぱりライトの事が好きだったんだ…−−


「それなのにこいつは幸せになろうとしてんだよ!?

人を不幸にしといて、自分だけ忘れて幸せになろうとしてるんだよ!?」


「ミナミ…

それは違うよ…?


私気付いたの…


私の辛さよりもルナさんの方がもっと辛かったはずだって…。


目の前で大切な人が亡くなるって、きっと私達じゃ考えられない程悲しかったはずだよ。


私なんかより何倍も苦しんで涙を流したはずだよ」



何でそんなに優しい言葉をかけてくれるの?



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