If〜桜龍の彼等〜【完】
「よし、行くぞ」


「うん…」


何だかご機嫌になったタクトとは逆に、私の心は寂しくなっていく…


「あれ?ルナちゃん…それタクトの?」


みんなの所に戻るとマサタカが聞いてきた


「うん…。タクトが着てろって」


「あはは、そうなんだ」


「何がおかしいの?」


「いや、タクトって意外とヤキモチ妬きなんだと思って」


「え?タクトが?」


「だって…ルナちゃんの水着姿、誰にも見られたくないからパーカー着てろって言ったんでしょ」


えっ…?そうなの?




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