If〜桜龍の彼等〜【完】
放課後−−−

「ミズキ、また後でね。

タクト、行くよ〜」


ミズキに手を振り、タクトと共に委員会が行われる教室へと向かう

ガラガラ−−−

「きゃあっ!」

教室のドアを開けた瞬間ドンッと誰かにぶつかってしまった

「おい、大丈夫か?」

「あ、うん…」

尻もちをついてしまった私に手を差し出してくれるタクト

「お前、どこ見て歩いてんだよ」

「す、すみませんっ…」

まだ座り込んでいる男の子に上から見下ろすように睨むタクト

男の子は少し震えていた…


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