If〜桜龍の彼等〜【完】
「タクト、睨まないでよ」

そう言うとふいっと顔を逸らし教室に入っていくタクト

「もぅ〜。

ごめんね?大丈夫?」

「あ、はい。大丈夫です…」

「あ、これ君の?」

落ちていた眼鏡を拾い手渡すと


「あっ…ありがとうございます」


と勢いよく頭を下げてきた

「え?あの…そんな、大袈裟だよっ…」


「あ、すみません…。

櫻井先輩と話すの緊張しちゃって…」


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