If〜桜龍の彼等〜【完】
「あなた達こそ誰ですか!?

ここの生徒じゃないでしょう?

もうすぐ委員会が始まるから先生が来ますよ。

そしたら警察に連絡されますよ?いいんですか?」


「ちっ、行くぞ」

そう言うと男の子達は足早に去って行った


「ありがとう…「あっ!先輩の腕赤くなってますよ!」

近藤くんは私の声を遮り、腕を見つめる

「え?これくらい大丈夫だよ」

「大丈夫じゃないですよ!早く冷やさないとっ」

「ちょ、近藤くんっ?!」

私の声なんて聞こえていないかのようだった


< 463 / 824 >

この作品をシェア

pagetop