If〜桜龍の彼等〜【完】

｢え？あの…えっと…

先輩達の事もちろん知ってます。

櫻井先輩の事好きですけど、柊先輩の事も好きですよ？

えっと…だから…つまり…

好きは好きなんですけど…違う好きっていうか…

あの…すみません…うまく言えなくて…｣


｢つまり、恋愛としてではなく人として好きっていう意味か？｣

｢あ、はい、そうです！｣

｢そか、変な事聞いて悪かったな｣

｢いえ！｣

何だ…そういう意味だったんだ

びっくりしちゃったよ…

私とタクトが付き合ってる事が知れ渡ってるのに、まさかそんな事あるわけないよね

それに今までモテた事なんて１度もないし

変に勘違いしちゃった自分が恥ずかしいっ…