If〜桜龍の彼等〜【完】
「あ、ルナちゃん笑った〜」


凄く嬉しそう笑うレン


何だか憎めない奴


言ってる内容意味わかんないけど、不思議とレンの笑顔は嫌じゃない


「ルナちゃん友達になってくれる?」

可愛く聞いてくるレンに思わず「いいよ」って言っていた−−


「本当?やった〜。

やっぱなしとか無しだからねっ!」


レンには敵わないや


嬉しそうな笑顔を見ると何だか私の心も温かくなる


まさか私が誰かと友達になる日が来るなんてね…


「じゃあ今日からここにいるみんながルナの友達だからねっ」


これが私とこいつらの始まりだった−−

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