If〜桜龍の彼等〜【完】
それから1週間後−−

あの日からナツと喋る時間が増え

教室では自然と4人でいる事が多くなっていった


「ルナ、試作品が出来たの。

1度着てみてくれない?」

今日は文化祭の準備でクラスメート全員放課後残って作業をしている

「嘘、もう出来たの」
「うわー、見たーい」

ナツの言葉にざわめくクラスメート

「ダメ!完成してからお楽しみ。

ルナこっち来て」

私はナツに連れられ空き教室へと入る

「どう…?」

怖ず怖ずと出したそれは、高校生が作ったとは思えない程、完璧なものだった

「可愛いし凄くいいよ!

これならみんな大満足だよ」

「えへ。そうだと嬉しいな。

どこかキツイ所とかない?」

「うん、大丈夫!」

「じゃあ、これですすめていくね」


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