If〜桜龍の彼等〜【完】
「あれ?どうかしたの?」

ナツの声がして振り向くと

そこにはほんのりと頬を染めたナツとタクトが並んで立っていた

「ルナ…?」

タクトが不思議そうにゆっくりと近づいて来る

「もうっ!何処行ってたの〜?

気付いたらいないからビックリしたよ〜」

私、笑えてるよね?

「あ、ごめんね?タクトくんに衣装の試着お願いしてたんだ」

「そうなんだ〜。タクト、どうだった?」

ちゃんと笑顔でいれてる?

「え…あぁ、よかったよ」

「そっかぁ〜、楽しみだねっ」

せっかく仲良くなったんだから私がそれを崩したくない…

大丈夫、ほら、全然大丈夫

ちゃんと笑えるもん−−


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