If〜桜龍の彼等〜【完】
「あ、ナツこっち手伝ってくれる?」

「うん、いいよ〜」

「じゃあ、タクトとミズキも頑張ってね〜」

私は笑顔で2人に手を振りナツと作業に戻る

「ごめんね。看板が少し大変で…」

「全然っ!こういうの楽しいよね」

「そうだね」

笑顔でそう答えたけど…

本当はドロドロとした気持ちが私の心を侵食していく

すると追い撃ちをかけるようにナツが笑顔で衝撃発言をした

「あ、さっき着替えてる時にチラッと見えたんだけど、タクトくんって腹筋割れてたんだね!」

「えぇっ…?!」

タクトはナツの前で着替えたって事…?!

私の前では着替えたりしないのに…

ナツにはそんなにも心を開いてるの?


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