If〜桜龍の彼等〜【完】
そして文化祭前日

いよいよ明日に迫った文化祭に向け、クラス一丸となって最後の追い込み作業を行っていた

いつも放課後だけの作業だったけど、前日の今日は授業がなく1日作業に宛てる事が出来た

「ねぇ、みんな頑張ってるし何か差し入れとかした方がいいかな?」

私はずっと考えていた−−

あまりよく思われていない私だけど…

文化祭に向けてクラスのみんなが黙って協力をしてくれている

放課後の作業も文句1つ言わず教室に残っていてくれる

そんなクラスメートに私が出来る事は何だろうってずっと考えていた

それで思いついたのが差し入れ

みんな時間も忘れ作業に没頭してるから

「いいんじゃねぇ?」

「うん、凄くいいと思うっ!」

タクトと…それからナツも賛成してくれた


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