If〜桜龍の彼等〜【完】
「じゃあ、私買ってくるね」

「俺も行く」

タクトもすかさず立ち上がる

だけど…

「ねぇ、委員の2人ともがいなくなったらまずくない?

ほら、わからない事とか出てきたら聞ける人いないしさ」

ナツの言葉に「そうか…」と悩んでいる様子のタクト

そしてそんな時に限って運悪く「櫻井さん、ちょっと来て」とクラスメートに呼ばれた…

「ルナはここにいなよ!

私が変わりに行くからさ」

「え…でも…」

「タクトくんついてきてくれる?」

「あぁ」

「ほら、タクトくんもいるから予算の心配はいらないし。ね?」

ナツの笑顔が今の私には辛いよ…


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