If〜桜龍の彼等〜【完】
「ここ…ですか…」

目の前には純和風の大きな屋敷

そして門をくぐり、ふと横を見るといわゆる日本庭園が広がっていた

池には小さな橋が渡っている

こんなのテレビでしか見た事ないよ…

「ルナ、こっち」

「あ、はい…」

かなり挙動不審になりながら若宮さんについて玄関に入る

するとパタパタと足音が聞こえ、綺麗なお姉さんが来た

「お帰りなさい」

「ただいま」

「そちらは?」

「あ、櫻井ルナと言います。
突然お邪魔してすみません…」

「今日うちに泊めるから」

「妻のルリハです。

どうぞ上がって下さい」

「あ、お邪魔します…」

ルリハさんについていくとそこはガラスのテーブルにシャンデリアのある洋風のリビングだった−−


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