If〜桜龍の彼等〜【完】
「私が言える事はそれだけ。

まぁ、せいぜい頑張って」

佐和はそれだけ言うとさっさと帰って行った

チームの奴らが動揺しているのが手にとるようにわかる

だけど俺はお前らを疑ったりしねぇ

チーム内に裏切り者がいるなんて思いたくねぇ

この先は俺達のやり方で犯人を見付け出してやる

「マサタカ、もう1度BlackStarという名で調べてみてくれ」

「タクト…すまない。

まさか俺達の情報があっちに漏れていたなんて…」

マサタカが謝る事じゃねぇ

「気にするな。

お前達も、これから先何が起ころうと仲間の事は信じろ。

俺はお前達の事信じてる。

いいな、仲間を疑うなんてバカな事だけはするなよ」

仲間なら最後まで信じ続けるもんなんだ

疑うなんて、それは仲間のする事じゃねぇ


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