If〜桜龍の彼等〜【完】
俺がルナの名前を呼ぶとルナではなく隣の男が近付いてきた

「お前、ルナの何?」

何でお前にそんな事聞かれなくちゃいけないんだよっ

「あ?あんたこそ誰だよ?」

「ガキが意気がってんじゃねぇぞ」

俺より遥かに年上の男は黒いオーラが漂っている

だけど俺だって黙ってるわけにはいかねぇ

「何だと?」

言い返そうとした時、男の口から耳を疑う言葉が聞こえてきた

「俺は若宮ケンスケ。

ルナは俺が貰うから」

「はっ?」

若宮ケンスケってまさか…

ていうか貰うってなんだよっ

「こいつの事気に入ったんだよ」

そう言ってルナの肩に腕を回す

ルナに触るんじゃねぇよ



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