If〜桜龍の彼等〜【完】
「信じられないなら、信じさせてやる。

不安になる度、何度でも好きだって伝えてやる。

逃げるなら、何度でも追いかけてやる。

辛いなら、何度でも抱きしめてやる。

俺の気持ちは一生変わらねぇから、何度でも、何度でも、ルナを振り向かせてみせるよ」


「タクト…」


涙が溢れてタクトの顔が滲んでいく


「ルナ…戻ってきてくれ。

もう1度俺の隣で笑ってくれ。

ルナと一緒に生きたいんだ」


「タクト…」


「好きなんだ、ルナ」


「うっ…タクト…

ありがとう…

わたし…も、一緒に、いたい…」


タクトを信じたいから

タクトが好きだから

やっぱり離れるなんて出来ない

例えこの先別れが待っていたとしても…

その時まで一緒にいたい

タクトの隣で生きていきたい

ライトと約束したから


私は幸せになる事を諦めないよ



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