If〜桜龍の彼等〜【完】
「ねぇタクト、近藤くんに送って貰うのはダメ?」


「え?」


「ほら、前に助けて貰った事もあるし、近藤くんなら大丈夫じゃない?」


「それは…」


「タクトも早く行きたいでしょ?

家も近いし、近藤くんがいたら大丈夫だよ」


「う〜ん…。

わかった、そうしよう」


「近藤くん!」


「はい?」


振り返った近藤くんは不思議そうな表情をしていた−−


「あの…、悪いんだけど送って貰ってもいいかな?」


「え…でも…」


「俺からも頼むよ」


タクトの言葉に笑顔を見せる−−



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