If〜桜龍の彼等〜【完】
「あ、はい!もちろんです。

先輩の役に立てるなら嬉しいです」


「何かあったら必ず連絡してくれ」


「はい、わかりました。

先輩の事、必ず守りますから」


「じゃあ頼むな。

ルナ、家に着いたら連絡してくれ」


「うん、気をつけてね」


タクトは走って学校を出て行った−−


「じゃあ俺達も行きますか」


「ごめんね?送って貰っちゃって…」


「先輩と一緒に帰れるなんて嬉しいです」


「ありがとう」



“やっとチャンスが来たんだ”



近藤くんが小さな声でそんな事を言っていたなんて全く気付かなかった…



< 625 / 824 >

この作品をシェア

pagetop