If〜桜龍の彼等〜【完】
「みんなと出会えてなかったら…

私はもう2度と笑って生きるなんて出来なかった。

彼のお墓にも行けなかったと思う。

そしたら彼の本当の想いにも気付かないままだった…。


タクトはね、私にとってかけがえのない大切な人なの。

私がどれだけ不安になっても、ヤキモチを妬いても、変わらずに想ってくれる。

亡くなった彼の事も含めて好きだって言ってくれたの。


タクトだから、私は彼の事を思い出に出来た。

幸せになりたいって思えるようになった。


それなのに…


何でまた私から大切な人を取り上げようとするのっ?


どうして私は幸せになっちゃいけないのっ?!」



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