If〜桜龍の彼等〜【完】
「俺の描く未来には、いつも隣にルナがいるんだ。

ルナと一緒にいると俺は幸せになれる。

強くもなれるし、優しくもなれる。

ルナのいない人生は考えられねぇんだ。

ずっと一緒にいてぇから。

だから、一緒に暮らそう」


「タクト…」


まさかそんな事を考えていたなんて嬉しすぎるよ−−


私の描く未来にもタクトがいるんだよ


辛い事があっても、凄く幸せなの


タクトといるとこれ以上ない幸せを感じられる


「ルナ…返事は?」


「はいっ」


「ふっ。泣くなよ」


知らずに嬉し泣きしてたみた


タクトがそっと親指で涙を拭ってくれた


この手をいつまでも握っていたい


ずっと離さず歩いて行きたい−−




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