If〜桜龍の彼等〜【完】
「タクト、あの…」


「ゆっくり考えたらいい」


「え?」


「大阪に行くのか、ここに残るのか。

俺もルナが選んだ事なら何も言わない。

ゆっくり自分の気持ちと向き合ってみろよ」


「うん……」


「ただ、もしルナがこっちに残る事を選んだなら…

いや、やっぱりなんでもねぇ。

どっちを選んだとしても、俺の気持ちは変わらねぇから。

それだけは忘れんなよ」


「ありがと…」


ちゃんと考えなきゃ…


ちゃんと…


辛くても…


選ばなきゃいけない……



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