If〜桜龍の彼等〜【完】
「だけど…」


「早くしねぇとタクトに怒られるぞ」


タクトという名前を聞いた途端顔色が変わった−−


「わかったよ。

じゃあ俺もう行くけど、本当に危ないから気をつけなね?」


ミズキとかいう男はそう言うとミドリのメッシュ男と人込みの中へ消えていった−−


一体何だったんだ?


ナンパでもなく、ただ注意をしにきた変な奴


まあ、もう会う事もないだろう



この時はそう思っていた−−



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