If〜桜龍の彼等〜【完】
「ルナちゃん、大丈夫?怪我とかない?」


そっと近付いてきたミズキ


「一応」


「そっか、とりあえず怪我とかなくてよかったよ」


そう言って微笑むミズキ


「ルナちゃん立てる?

一緒に帰ろう」


「うん」


私はミズキに支えられながら立ち上がる


「ルナ、またな」

背中からミチヤの声がした


「ルナとはもう会わせねぇよ」


私の返事より先にタクトがそう答えていた−−


この2人は一体何なんだろう



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