If〜桜龍の彼等〜【完】
ドアを出て気が付いた


私がいた場所は地下だったらしい−−


どうりで窓が1つもないわけだ


ミズキと階段を上がり外へ出ると目の前には真っ黒の車


そしてバイクにもたれていたレンが駆け寄ってきた


「ルナちゃん本当よかった〜。

めちゃくちゃ心配したんだよ…」


「ごめんね」


一応謝っておく−−


「帰るぞ」


後ろからタクトの声がして振り向く


「話は帰ってからだ」


そう言って車に乗り込むタクト


よくわからないけど、機嫌が悪いみたい−−



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